心身症について詳しく知っておきましょう

心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理・社会的因子が密接に関与し、器質的あるいは機能的障害の認められる病態のことをいいます。
ただし、うつ病など他の精神障害に伴う身体症状は心身症には含みません。
ストレスなどの心理的要因が原因となり、自律神経系や内分泌系、免疫系の異常をきたし、生体内部の恒常性が維持できなくなり発症します。
学校生活や仕事上のトラブル、肉親との離別など大きな心理的ストレスがかかり、胃潰瘍や下痢などを繰り返すといった症状が代表的な病態です。
心身症では、身体的な症状と心理的要因との関連を明らかにし、心身両面から治療を行う必要があります。
薬物治療では抗不安薬がよく処方されます。
行動療法としては認知療法や社会技能訓練、自律訓練法、エクスポージャーなどが挙げられます。
心身症の患者さんは身体の機能障害に対する薬物治療に抵抗を示すことも多く、心理的要因が身体疾患の治療を妨げる場合もあります。
行動療法をうまく取り入れていくことが重要です。